便秘外来について

こどもの便秘は、赤ちゃんから小中学生まで幅広い年齢でよくみられる症状です。
「なかなか出ない」「おしりが痛くてトイレに行きたがらない」「お腹が痛くて食欲が落ちる」など、ご家庭で困る場面も少なくありません。
当院では、痛みを取り除き、毎日自然に排便できる習慣づくりを目標に、お子さま一人ひとりに合わせた便秘治療を行っています。

こどもによく見られる便秘のサイン

  • うんちが硬く、排便のときに痛がる
  • トイレットペーパーに血がつく
  • 何日も出ない(週2回以下のことが多い)
  • お腹が張ったり、痛みを訴える
  • 下着に少し便がつく(「漏れ」がある)

これらのサインが見られる場合、便秘症の可能性があります。

当院の診療について

①しっかり診察し、原因を見極めます

便秘の背景には、

  • 生活習慣
  • 排便を我慢するクセ
  • 肛門の痛み
  • 腸の動きの問題

などが隠れていることがあります。
必要に応じて、腹部エコーで便のたまり具合を確認します。

② “痛くない排便”を最優先に治療します

硬い便を無理に出そうとすると、排便への恐怖心が強くなってしまいます。
まずは腸にたまった便を安全に取り除き、痛みのない状態を作ることから始めます。

③ お子さまに合わせた治療方針を決めます

  • 内服薬(便を柔らかくする薬)
  • 浣腸の使い方
  • 食事・水分・生活リズムの整え方
  • トイレ習慣のつけ方

年齢や性格に合わせて、無理なく続けられる方法をご提案します。

④ 治療開始後も丁寧にフォローします

治療を始めて便秘が落ち着いてくると、お薬を少しずつ減らしたり、中止できることがあります。
しかし、お薬を減らすと便秘が再び起こる場合もあります。
そのため当院では、問診や腹部エコーで定期的にお腹の状態を確認し、便のたまり具合を慎重にフォローしながら、お薬の調整を行っています。

受診をおすすめするタイミング

  • 3日以上うんちが出ていない
  • 排便時にいつも痛がる
  • 下着の汚れ(漏れ)が続く
  • お腹の張りや痛みが強い
  • ご家庭での対応が難しいと感じる

便秘に起こりやすい悪循環

便秘には、次の2つの悪循環が起こりやすいと言われています。
便がたまる → 腸が広がる → うんちをしたい感覚が鈍る → さらに便がたまる
便が硬くなる → 排便が痛い → トイレが嫌になる → ますます出なくなる
この悪循環を断ち切るためにも、「便秘かな?」と感じたタイミングで、早めの受診をおすすめします。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
担当医師:米山俊之(院長)