成人食物アレルギー外来について

食物アレルギーはこどもの病気と思われがちですが、思春期以降も症状が続く方や、大人になってから発症する方も少なくありません。
しかし実際には、「小児科を卒業する年齢になったけど今後の受診先が見つからない」「どの診療科を受診すればよいかわからない」といった理由から、十分なフォローを受けられていない方が多いのが現状です。
当院では、これまで小児の食物アレルギー診療を専門に行ってきた経験を活かし、
高校生や成人の方を対象とした「成人食物アレルギー外来」を設けています。
喉の違和感、息苦しさ、腹痛、下痢、じんましんなど、食物アレルギーの症状は多岐にわたります。
「これがアレルギーなのか分からない」「何科に相談すればいいのか迷っている」
そのような方も、まずはお気軽にご相談ください。

よく見られる症状・お悩み

  • 特定の食べ物を食べた後のじんましん、喉の違和感、咳、腹痛、吐き気、嘔吐
  • 原因不明の体調不良が食事と関係している気がする
  • アレルギー症状の原因がわからない
  • 小児科からの継続フォロー先を探している
  • 自己判断で食事制限を続けており食べられるかどうか判断したい
  • エピペンを持っており、継続して処方してほしい

当院で行える検査・指導

  • アレルギー検査(血液検査)
  • 食物経口負荷試験(アナフィラキシーのリスクが高い場合はご紹介させていただく可能性があります)
  • 栄養指導
  • 必要最小限の食物除去指導

食物アレルギーは、正しい診断と整理された情報があることで、必要以上の制限を減らし、安心して日常生活を送ることが可能になります。
「今さら相談してもいいのかな?」と思うような内容でも構いません。
高校生や成人の方の食物アレルギーについても、どうぞ安心してご相談ください。

担当医師:米山俊之(院長)