アレルギー疾患とは
アレルギーの人はどれくらいいるの?
厚生労働省の調査によると、国民の3人に1人が何らかのアレルギー疾患であるというほど、アレルギー疾患がありふれています。 アレルギー疾患の多くは、小児期に発症します。子どものアレルギー疾患は増加傾向にあり、その数は約4割弱と言われています。 何らかのアレルギー疾患がある場合、ほかのアレルギー疾患を複数同時に併せ持っている場合も多いことがわかっています。例えば、喘息患者の約6割近くがアレルギー性鼻炎を合併しているという報告もあります。
アレルギーの発症機序は?
アレルギーで発症する病気は様々です。代表的な疾患としてはアレルギー性鼻炎や花粉症、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎など罹患率の多い疾患が沢山あります。 そもそもアレルギーとは何なのでしょうか。 アレルギーとは、特定の物質である抗原(例えば花粉症であれば花粉)に対して過剰に体が拒絶反応を起こしてしまう病態をさします。 しかし最近の研究では、特定の物質による免疫の過剰反応だけでなく、抗原に非特異的な要素が重要な要因になっていることが明らかになってきました。 アレルギーになりやすい体質かどうかは、遺伝による部分が大きいですが、その他にも様々な要因が関係しており、発症するかどうかを予測することは困難です。
アレルギーの治療とは?
小児期までに発症したアレルギー疾患は治る可能性が高いことがわかっています。アレルギー疾患は症状をコントロールすることで、治る可能性が高まり、さらにはほかのアレルギー疾患の予防にもつながるといわれています。アレルギーかなと思ったら、放置せずに一度市川ピースクリニックで相談してみてください。