小児耳鼻科とは?

耳鼻科は子供の時に1度は通った経験がある方も多いのではないでしょうか。
耳鼻咽喉科はたくさん機械があり、鼻を見たりするために光を浴びせられることもあります。お子様にとっては怖くて泣いてしまうのも当然だと思います。
市川ピースクリニックでは子供であっても一人の人として尊重し、親御様に対しても十分な説明を行い相互理解を得ることが最も重要だと思っています。

市川ピースクリニックで心がけていることは?

病院によっては何の説明もなく無理矢理押さえつけて、お子様の治療をすることがあります。確かに耳の処置や鼻の処置などお子様が思わぬ怪我をしないように押さえることも大切ですが、きちんと親御様含めてご説明をすることが必要です。医療を行う側と医療を受ける側で相互理解が得られていないと、痛い思いをさせられたと感じたお子様は次回も怖くて暴れて泣いてしまうでしょう。どんどんと治療に対する恐怖心が強くなってしまいます。

子供の押さえ方は?

  1. 親御様が診察椅子に深く腰掛けて、背もたれと枕にしっかり背中と頭をくっつけます。
  2. お子様は親御様の膝の上にしっかりと腰掛けてもらいます。
  3. 足がバタバタしないようにお子様の足を親御様の足で巻き付けてください。
  4. 手がでないようにお子様の前で腕を交差させてお子様の手を握り、ご自身の胸のほうにひきつけます。
  5. 当院スタッフがお子様の頭を親御様の胸に押しあてて固定します。

症状を伝えられないのが子供

お子様は、何が今つらいのかを正確に表現することは難しいです。お子様を毎日見ていらっしゃる親御様の違和感が最も重要になります。患者様、親御様と信頼関係を構築し、気兼ねなく会話させていただける環境を提供することが小児耳鼻科において重要であると考えています。

親御様が注意する主な症状は?

返事が少なく、聞き返しが多い
テレビの音量が大きい
耳をよくさわる(中耳炎になりやすい)
咳が続く
扁桃腺が大きい
いびきをかく
日中に眠そうにしている
などがありましたら一度市川ピースクリニックにご相談ください。

治療薬の選択の仕方は?

子供の自己治癒能力を大切にしています。子供が自分の力で病気に打ち勝つためのお手伝いをするのが小児耳鼻科のお仕事です。
今は昔に比べてお母様もお仕事をされており、保育園などにお子様を日中預けていらしゃる方も多くいらっしゃいます。その中でせっかく病院に行ったのに
「お薬が切れる前に病院に来ないと」
「お薬は決められた回数で飲まないと」
といわれてしまうこともあるかもしれません。
もちろん医療としては正しいかもしれません。しかし親御様がお子様のことをないがしろにしているはずがありません。親御様もお忙しい合間をぬって病院に来て、なんとかお子様をよくしてあげようと頑張っていらっしゃるはずです。市川ピースクリニックでは、医学的に正しいご提案をすることは当然ですが、どうすることがそのご家庭にとって一番よいのかを一緒に考えていきます。
次に来られるのが1週間後であれば、それに併せてお薬を出します。また、日中は保育園に預けているため薬の管理ができない患者様には1日2回の内服にできないか検討します。
そのご家庭に沿った治療を一緒に考えていきますので、遠慮せずに何でも相談してください。

さいごに

子供における耳・鼻・のどの病気は適切に治療しないと、学力の低下や、コミュニケーション能力の低下など将来に影響することがあります。可能な限り早い時期に適切な治療を開始することが重要です。何か気になることがありましたらお気軽に市川ピースクリニックまでご相談ください。