インフルエンザの予防接種は必要?

毎年インフルエンザの時期になると、予防接種をしたのにインフルエンザにかかってしまった。予防接種受けた意味がない!なんてお声をいただくことがあります。

実はインフルエンザ予防接種の効果とは、発症をある程度予防したり重症にならないようにするためのものです。つまり予防接種を受けてもウイルスの感染自体を完全に防ぐことはできないのです。

では受けなくてもいいの?というとそんなことはないのです。なぜなら、少なくともインフルエンザが重症化すると死亡してしまうこともあるのです。インフルエンザに関連する詳細に関しては”疾患一覧”の「インフルエンザ」の項目をご参照ください。

その他には、ワクチンの予想がはずれると意味がないと聞いたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし予想がはずれても予防接種をすることで50%程度の予防効果を発揮するという報告もあります。

摂取するタイミングも重要です。予防接種の効果が発現するのに約2週間程度、約3~5ヶ月ほどでワクチンの効果が弱まってきます。例年インフルエンザが流行しやすい時期としては、東京や千葉では11月頃から始まり4月頃まで続くことが多いです。そのため10月下旬から11月上旬あたりに摂取するのが最適と考えられます。