睡眠時無呼吸外来
睡眠時無呼吸症候群にかかると日中に眠気が出現し、仕事の効率が低下してしまい、夜寝る時間も遅くなってしまう。結果として睡眠時間も短くなってしまうという悪循環を起こしてしまいます。まずはどの部位が原因で睡眠障害が生じているのかを確認する必要があります。
市川ピースクリニックでは、耳鼻咽喉科領域での無呼吸の原因がないかを確認し、適切に大病院への紹介や他科への紹介を行っています。まずは一度市川ピースクリニックでご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、睡眠中に無呼吸を繰り返す病気です。
成人男性の7%、女性の5%程度が罹患していると言われています。男性では中高年に多く、女性は更年期の閉経後に増加します。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な症状とは?
SASの主な症状は、いびきや起床時の頭痛、日中の眠気が有名です。
いびきがあって日中眠くてもそれが病気であり、治ると思っている人が少ないのが現状です。そのためいびきを主訴に病院を受診する患者様が少なく、人間ドックで精査を勧められても半数近くが受診しないという報告もあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断基準とは?
SASの診断は、睡眠中にどれくらいの呼吸が停止したり、低酸素になっているのかを検査し無呼吸低呼吸指数(AHI)という数値によって評価します。評価は軽症、中等症、重症に分類されます。
AHIの測定には主に2つの検査機器があります。簡易アプノモニターとポリソムノグラムです。
- 通常はまず簡易アプノモニターから利用します。簡易アプノモニター検査装置を貸し出してご自宅で検査を行なっていただきます。
- いびきなどを主訴受診した場合、クリニックから依頼した指定業者より患者様に電話連絡し、ご自宅に検査機器が届きます。使い方などは業者より詳しく説明があります。検査機器を業者へ返送いただくと、クリニックに結果が届きます。後日クリニックに再受診して結果を医師からご説明します。
- OSASと診断されなかった方は、さらに精密な一泊入院検査の夜間ポリソムノグラフィー を行います。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療方法とは?
治療は原因によって異なります。肥満が最も多い原因ではありますが、鼻が悪かったり、扁桃腺が大きかったりすることが原因のこともあります。まずは原因となっている部位を特定し、原因に合わせた治療を行うことが重要です。代表的な治療としては、マウスピースや経鼻的持続陽圧呼吸療法(Continuous positive airway pressure:CPAP)、手術があります。
睡眠時無呼吸症候群だと思ったら、お早めに市川ピースクリニックへご相談ください
ただ眠いだけと思いがちですが、SASでは高血圧や脳卒中、心筋梗塞など重篤な合併症を併発する確率が4倍近くも高いことがわかっています。そのためただのいびきや寝不足と考えずに気軽に病院で相談することが重要です。